荻江節(おぎえぶし)ってなに?と何度か聞かれました。ご存知ないのも無理はありません。演奏される方がとても少ないんです。荻江節をやっている先生が近くに居たことに驚きました。貴重な出会いです。
元々は長唄から枝分かれしたお座敷用の芸能なのだそうです。長唄は歌舞伎とともに発達した経緯がありますので、舞台で華やかに演奏するものでした。そんな長唄の中から、それをお座敷でやろうとする人が出てきました。長唄の唄方だった荻江露友です。お座敷という狭い空間で唄を聴かせるために、三味線は控えめにお囃子もいれないというスタイルを作り出しました。引き算の美学です。
今回は特別にお囃子入りでお届けいたします。小鼓が曲の情景を広げるように響きます。唄、三味線、小鼓の世界観をご堪能ください。
山田流箏曲は、江戸時代中頃に山田検校(やまだけんぎょう)が江戸で始めた流派です。山田検校は、江戸で流行っていたさまざまな浄瑠璃の曲を取り入れて箏の曲を作り人気を得たのが始まりです。浄瑠璃が元なので歌をメインとする曲が多いです。
白澤美さとさんは、おとわこころ(音・和・心)を理念に北安曇郡松川村に邦楽教室を開き、山田流の箏と三味線を教えています。
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