箏、地唄三味線、尺八の合奏のことを「三曲」といいます。今回はその地唄三味線(三絃とも言う)の教室にお邪魔しました。
「花簪」という曲のお稽古中でした。ニ挺の三味線が、それぞれ違う手を弾く合奏をしていましたが、部屋中が雅な音に包まれていました。
地唄というと箏がつきものですが、箏と同様、地唄三味線の音もかなり雅やかです。
これは奏法の違いもありますが、楽器や道具にもよるのかもしれません。
だって撥が大きいもの。これは撥の重さを使って弾くために、大きく重くできているそうです。
そして駒。重りが入っています。
少し太めの音はこの駒によるものです。
三味線音楽のなかでは最も長い歴史を持っている地唄の三味線。生まれは上方。雅で少し太めの音は上方好みの音なんです。
地唄の曲は幅広く無数にあります。時代の風に上手く乗り続けながら、その時代ごとにたくさんの曲が作られてきました。
曲の由来に想いを馳せながらお稽古するのも楽しいですね。
それから地唄のお稽古の魅力といえば、箏と三味線の合奏ができること!先生が箏を弾いて生徒さんが三味線、生徒さんが箏で先生が三味線、そんな贅沢な稽古ができるのです。
そんな羨ましい稽古をしている地唄・箏曲は松本ジャポニスムのステージ最初の11:00からです。
雅な四柱神社の舞台をお見逃しなく!
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