「お稽古風景・箏曲、地唄」

松本には箏や地唄の教室が比較的多く存在しています。城下町という土地との相性もあるのでしょう。

その中のひとつ、市内のこちらの教室にはジャポニスムがまだ構想だった頃からお世話になっています。

今回のジャポニスムは、箏曲、地唄にお囃子が入ります。
その合わせにお邪魔したのですが…。

これがすごかったです!

箏や地唄は上方でじっくりと育った芸能なので、素人が聞いてもとても雅やかです。

曲は「桜川」。
まるで音が降り注いでくるような感覚がします。

これに小鼓がひとつ加わると

頭の中に見えていた景色がみるみる広がっていきます。
花咲く春の野、その奥の山々、川の流れ、そしてなぜか頭上には、金色の帯が泳いでいます。 
思い出しながら、この金色のものはなんだろうと考えていたのですが、今分かりました。
金雲です。

洛中洛外図などに見る、金色の雲。
まさに究極の雅。

ひと足先に、とても贅沢な時間を過ごしてしまいました。

そして松本ジャポニスムでは皆さんよくご存知のあの曲を披露してくれます。
地唄三味線、箏、十七弦箏、尺八、そしてお囃子。

松本ジャポニスムに来るのなら、このステージは見逃せません!

4月21日、松本ジャポニスム、
箏曲・地唄は11:00〜


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