能楽宝生流、澤風会(たくふうかい)のお稽古場は、松本城も近い大手公民館。
部屋の中から謡(うたい)が聞こえてくると、それだけで日常に距離ができ、お能の世界の入り口に立っている、と感じます。
この感覚がいつでも新鮮で面白いのです。
こちらの教室で習えるのは三種あります。
「謡の稽古」「仕舞の稽古」「能楽囃子の稽古」
先生の人柄を慕うお弟子さんも多く、皆さん熱心に通っています。
稽古の空き時間にお弟子さんの持ってきた雑誌の、その能面の写真を先生が解説しているところに出くわしたのですが、全員食い入るように覗き込んでいて、危うく吸い込まれてしまいそうでした。
皆さん、本当に好きなんですね。
4月21日の舞台では…
「野守(のもり)」
舞台は春の奈良、春日野。旅人が出会った野守(野の番人)は、実体は鬼神でした。
鬼神の持っている鏡は世の中の全てを映し出します。
天国、地獄、様々なものを鏡に映しながら勇壮に舞います。
松本ジャポニスム、能楽の出演は12:40〜。
日常とは違う、不思議な世界へ足を踏み入れてみませんか?
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