「お稽古風景・箏曲、地唄」

松本には箏や地唄の教室が比較的多く存在しています。城下町という土地との相性もあるのでしょう。

その中のひとつ、市内のこちらの教室にはジャポニスムがまだ構想だった頃からお世話になっています。

今回のジャポニスムは、箏曲、地唄にお囃子が入ります。
その合わせにお邪魔したのですが…。

これがすごかったです!

箏や地唄は上方でじっくりと育った芸能なので、素人が聞いてもとても雅やかです。

曲は「桜川」。
まるで音が降り注いでくるような感覚がします。

これに小鼓がひとつ加わると

頭の中に見えていた景色がみるみる広がっていきます。
花咲く春の野、その奥の山々、川の流れ、そしてなぜか頭上には、金色の帯が泳いでいます。 
思い出しながら、この金色のものはなんだろうと考えていたのですが、今分かりました。
金雲です。

洛中洛外図などに見る、金色の雲。
まさに究極の雅。

ひと足先に、とても贅沢な時間を過ごしてしまいました。

そして松本ジャポニスムでは皆さんよくご存知のあの曲を披露してくれます。
地唄三味線、箏、十七弦箏、尺八、そしてお囃子。

松本ジャポニスムに来るのなら、このステージは見逃せません!

4月21日、松本ジャポニスム、
箏曲・地唄は11:00〜


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「伝統芸能の舞台」

4月21日(日) 11:00〜
今年の松本ジャポニスムの舞台は…

「地唄、箏曲」
歴史も長く、広く愛されている地唄ですが、松本の土地にもしっかり根付いている芸能だと思います。今回は特別にお囃子入りでお届けします。ちょっと珍しい取り合わせで、どんなものになるか、今から楽しみです。

「子ども舞踊」
子どもの舞踊のかわいらしさは格別だから〜、と舞台を覗いたら、大人顔負けの表現力に見惚れてしまった去年の記憶がよみがえります。
また一年稽古を積んでいると思うと、今年も見逃せないですよ!

「津軽三味線」
数ある三味線音楽の中でも「強さ」を感じるのが津軽三味線です。魅力がダイレクトに伝わるので、初めての邦楽としてもおすすめです。こちらも子どもが大活躍。体が熱くなりますよ。

「おたのしみ日本舞踊」
上質な日本舞踊をさらりと鑑賞できるコーナーです。
出し物は「松尽くし」。その名の通り多くの松が出てきます。言葉遊びと舞をあわせてお楽しみください。

「能楽」
難解なイメージの能楽ですが、解説やこぼれ話を交えながら進めます。ぴしっと引き締まった謡、仕舞、そして能囃子。酔いしれてください。

 「小唄」
今回初参加の小唄。遊び慣れた通人が好む小唄の教室が松本に復活しました!
ぜひ一度ご覧になっていただきたいです!お囃子入りでおたのしみください。

「吟詠・詩舞」
昨年初参加の舞台、想像の上をいくエネルギーで「こんな芸能だったんだ…」と驚いたのを記憶しています。ジャポニスムの舞台で詩吟を観れば、きっとアップデートできますよ!

「長唄・囃子」
長唄は歌舞伎や日本舞踊で使われる華やかな三味線音楽です。
今回の曲は有名どころなので耳にしたこともあると思います。ちょっとした遊びも取り交ぜて、知識がなくても楽しめます。
そしてお囃子も太鼓、大鼓、小鼓がずらり並びます。こんな贅沢な舞台は観ないと損ですよ!

「ワークショップ」
こちらも充実の内容です。

①邦楽囃子・小鼓を打ってみよう!
②長唄・三味線を弾いてみよう!
③詩舞・舞扇で舞ってみよう!

遠慮なさらず、全てに参加してみてください。お待ちしています!


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箏曲、荻江節・白澤美さと

荻江節(おぎえぶし)ってなに?と何度か聞かれました。ご存知ないのも無理はありません。演奏される方がとても少ないんです。荻江節をやっている先生が近くに居たことに驚きました。貴重な出会いです。
元々は長唄から枝分かれしたお座敷用の芸能なのだそうです。長唄は歌舞伎とともに発達した経緯がありますので、舞台で華やかに演奏するものでした。そんな長唄の中から、それをお座敷でやろうとする人が出てきました。長唄の唄方だった荻江露友です。お座敷という狭い空間で唄を聴かせるために、三味線は控えめにお囃子もいれないというスタイルを作り出しました。引き算の美学です。

今回は特別にお囃子入りでお届けいたします。小鼓が曲の情景を広げるように響きます。唄、三味線、小鼓の世界観をご堪能ください。

山田流箏曲は、江戸時代中頃に山田検校(やまだけんぎょう)が江戸で始めた流派です。山田検校は、江戸で流行っていたさまざまな浄瑠璃の曲を取り入れて箏の曲を作り人気を得たのが始まりです。浄瑠璃が元なので歌をメインとする曲が多いです。

白澤美さとさんは、おとわこころ(音・和・心)を理念に北安曇郡松川村に邦楽教室を開き、山田流の箏と三味線を教えています。
otowakokoro.jp


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