「お稽古風景・邦楽囃子」

邦楽囃子の教室、清鼓会(せいこかい)は、松本と塩尻でお稽古場を開いています。

主に小鼓の稽古をしていますが、最近は大鼓や太鼓を教わる人も混じってきて、お稽古場はいつも賑やかです。

お囃子の力はすごいです。

例えば祭り囃子。
聞こえてくるとワクワクしますよね。例えば能楽囃子。緊張感、躍動感が増して観客を集中させます。

邦楽における囃子の力も絶大なものです。
掛け声と共に、小鼓や太鼓、大鼓などのお囃子が入ることで、迫力、スピード感が増し、舞台全体が大きく存在感を持つこともあります。
そればかりではなく、雪や雨、風、寒暖などの気候や、距離や大きさなども表現していたりするので気が抜けません。

舞台では、三味線が曲を奏で、唄が物語や感情をのせていきます。それだけでも良いものですが、そこに囃子がつくと、情景が広がり、鮮やかな色がついていくのを見ているようです。

それはとても贅沢なことで、お囃子入りの舞台をお届けすることは、なかなかに大変なものです。

それを松本ジャポニスムが実現できるのは、松本の邦楽をもう一度盛り上げたいと、考えを同じくする藤舎清之(とうしゃきよゆき)先生の支えがあってのことです。

松本ジャポニスムを毎年囃していただき、ありがとうございます!

今年も
「箏曲・地唄」11:00〜
「小唄」13:35〜
「長唄」14:25〜
をお囃子入りでお届けします。

彩り豊かな演奏をお見逃しなく!


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